Micorsoft Buildに合わせて、Visual Studioの新バージョンが正式リリースしたみたいですね。その他、.NET/C# 関連をいくつか。
告知ブログ:
正式リリース:
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Visual Studio 2017 15.7
- C# 7.3も含まれています
- Visual Studio for Mac, version 7.5
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ML.NET
- .NET 実装のオープンソースな機械学習ライブラリ
- バージョン 0.1 ですが
リリース候補版:
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.NET Core 2.1 RC
- Go Live (自己責任だけど、もう実運用環境で使ってもいいよ)サポートに
- Alpine Linux サポート
- ARM プロセッサ サポート
- SourceLink
プレビュー版:
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Visual Studio Live Share
- パブリックに(これまで登録制のプライベート プレビューだった)
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Visual Studio IntelliCode
- AIでインテリセンスを賢くする的なものらしい
ロードマップ公開:
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.NET Core 3
- 今年後半にプレビュー公開、正式版は2019年リリース予定
C# 7.3
地味な更新なのでほとんど触れられてませんが、C# 7.3も正式リリースっぽいです。
一応なんとかリリースまでに全機能網羅できてんで、 詳しくは「C# 7.3 の新機能」を参照してください。
「C# 7.2の延長」みたいな機能とか、
相変わらずrefがらみ(一般的なユーザーにはそこまで使われないかも)とか、
Span<T>
がらみ(言語機能だけは先にあるけど、Span<T>
自体はまだリリース候補版の状態)とかが多いですけども。
以下の2つとかは結構面白いかも。
.NET Core for Desktop
.NET Core 3のロードマップでは、「Windowsデスクトップも .NET Coreの上で動くようにするよ」とのこと。
ちなみに、あくまでWindows限定です。 「WPFとかもクロスプラットフォームにする」的な意味ではなく、 「Windowsでしか動かしようのないものもCore上に載せる」という意味です。
メリットは以下のような感じ。
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ユーザー視点: Windows限定機能も、.NET Coreのメリットを享受できる
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side by side アップデート可能
- 同一マシン内に複数バージョンの .NET Core ランタイムをインストールして、アプリごとに選べる
- 最新ランタイムの機能を享受しやすい
- 「最新版でしか動かない」みたいなものは少ないものの、「最新版にするだけで速くなる」みたいなのは常にある
- 今後は「最新版でしか動かない」もあり得る
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App-local デプロイができる
- アプリ自体に依存ライブラリを全部含めてデプロイできる
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side by side アップデート可能
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.NET チーム視点: ようやく Core に一本化できそう
- .NET Frameworkにしかない機能がある限り、.NET Frameworkの開発は止めれない